フィットするという意味

 

12月に入り、(実際は10月末ぐらいから)アメリカはもちろんクリスマス一色。 

そしてホリデーシーズン真っ最中です。

 

さて、カリフォルニア大学への申し込みは11月30日で終わりました。

今年は一体どのぐらいの申し込みがあったのでしょうか?

 

特に UCLA 等の人気がある大学は申し込みが多すぎて、サイトがパンクし、

学校側が1、2日締め切りを延期する、と言う事も過去にはありました。

コロナの後、

カリフォルニア大学群だけでなく、アイビーリーグの学校やその他、

多くの大学が共通テストの点数の提出を無くしました。

 

もしかしたら、チャンスがあるかもしれない、

そういう思いで受験する学生さんも多かったに違いありません。

もちろんテストの点数だけで、アメリカの大学は合否の判断をしません。

 

高校での成績、課外活動、先生からの推薦状、そしてエッセイの提出等々

それらを総合して、合否が決まるのです。

 

つまり、点数の基準がなくなったからと言って、誰でも合格出来るわけではないのです。

 

ではもし仮に、運よく合格したとしても、

その学校は自分の「身の丈にあっているか」、フィットしているかと言う事です。

 

問題は合格することよりも、今までの自分の成績や

過去の勉強への向き合い方などを振り返って、

加えて、クラスの難易度についていけるかと言う事を考えなければなりません。

特にアイビー、パブリックアイビーなどの難関校と呼ばれる総合大学は

世界中から生徒が集まり、しのぎを削り合います。

授業の難易度も高く、スピードもあります。

 

その環境の中で、自分が快適な学生生活を送れるか

と言う事を第一に考えるべきです。

大学を選ぶときに必要な事は有名な大学に入ることではなく、

自分がどのくらい そこに「フィット」するかどうか

 

学校の広さ、学生の数、教授との親密さ、授業の難易度、など。

 

毎日の生活がストレスだらけで

結局、惨めで憂鬱な日々を送るのだけは避けたいですよね。

快適にそして満足した学生生活を送るためには

無理に背伸びして、学校選びをする必要は全くないのです。

 

余裕を持ちながら、落ち着いた選択が出来るよう

「自分はどんなタイプなのか」を見極めることが大切だと言えますね。

 

ではまた。